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人はなぜ、ペットと暮らすのか? 2 [ゆるいお知らせ]

人類の歴史の中で、犬や猫はいつ頃から飼われるようになったのか?

ヒツジやウシ、ニワトリ、モルモットなどのほとんどの家畜は野生種が飼いならされた時期と場所、祖先がわかっているのに対し、犬がいつごろから人と生活を始めたかは結論がでていないそうです。諸説あるようですが、近年のDNA分析研究でようやくオオカミが祖先であることがわかったそうです。
オオカミが飼い慣らされた経緯などは推察でしか分からないのですが、1万5千年以上も前に、最初はヒトの食べ残しを求めて近くに寄ってきたと考えられています。ヒトにとっては、オオカミはそれ自体が脅威でもありますが、一方で外敵が近寄ってくるとオオカミが吠えてその存在を知らせてくれるので役に立つ部分もありました。おそらくオオカミの子供を人間が飼い慣らし始め、人間に慣れる性質を持っている個体を選んで繁殖させていく過程で「イヌ」がつくられたのだろうと考えられているそうです。
そして、イヌたちは家族の一員としてアピール出来る能力もあり、家畜とはまた違った地位を築いていったそうです

いっぽう、猫は、中東の砂漠などに生息していたリビアヤマネコ起源とし、今から9,500年~4,000年前のどこかの段階で、人間と接点を持つようになったと考えられています。
猫は人間の住んでいる場所に「残飯」や「寝床」といった様々なメリットを求めて人間に近づいてきたと考えられ、次第に「ネズミ取り係」や「愛玩対象」としての素養を見いだされてきたようです。

犬と人、猫と人は、この数千年の長い間を共にしてきました。
犬はいろんな仕事をこなすため、品種改良され大きさも形も性格も品種によってバラバラです。一方、猫はほとんど仕事に不向きだったので、犬ほどの改良はなく、元の形に近いままと言われています。
育ちの違う2大人気ペットの犬と猫、外見も行動も見てて興味が尽きないですね。

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