SSブログ

ネコにドッグフードをあげてはダメ?~フードの違いについて~ [少し勉強しましょう]

ネコちゃんとわんちゃんを一緒に飼われているおうちで、ときどき、
「猫が犬のごはんをたまに食べるんだけど、大丈夫?」と聞かれることがあります[耳]

そもそもどうして犬用、猫用とフードが区別されているのか?
猫が犬のフードを食べてはダメなのか? についてお話しします[わーい(嬉しい顔)]


犬は半肉食動物であるのに対し、猫は真性肉食動物であるため、必要な栄養やバランスが異なります。

まず、からだをつくってくれる重要な栄養のひとつのタンパク質[exclamation]
タンパク質は、20種類のアミノ酸から構成されていて、からだで合成できるアミノ酸と、合成できないアミノ酸があります。
からだで合成できないアミノ酸は、食べ物から摂取する必要があり、”必須アミノ酸”といいます[ひらめき]

必須アミノ酸の中で、わんちゃんはからだで合成できて、猫はほとんど合成ができない「タウリン」というアミノ酸があります。
ネコちゃんのフードには、この「タウリン」が猫に必要な量、含まれています[猫][レストラン]
SCN_0001.jpg
「タウリン」が十分に摂れないと、失明したり、拡張型心筋症を発症したりするリスクが高まります[がく~(落胆した顔)]
少し食べさせたくらいでは問題はありませんが、継続して与えると、タウリンを始め猫に必要な栄養が欠乏したり、バランスが崩れて病気になることがあります[あせあせ(飛び散る汗)]


では、犬が猫のフードを食べるのはどうでしょう?
猫は、真性肉食動物なので、犬の1,5倍のタンパク質を必要とします[exclamation]
SCN_0002.jpg
犬が必要な量の1,5倍のタンパク質が入ったフードを食べていれば、やはり偏ったバランスになり、病気になるリスクが高まります[がく~(落胆した顔)]


ときどきお互いのフードを味見するくらいなら問題ないですが、続けて食べさせることは避けましょう(>_<)


上野.jpg

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。