腎臓は半分以上が壊れないと症状がほぼ出ないって知ってましたか？？

こんにちは、動物看護師の井上です。


１０月５日から始まりました。
「７才からのCatドック」

一部の猫ちゃんの飼い主さん宛にDMも送らせていただいています。
届いていますでしょうか？

今回のDMのキャッチコピーは

です。

ここでいう見えない変化とはどういうことなのか・・・
ということをお話しますね（＾＾）

ある報告で・・・
猫の死因　　　１位腎不全　２位ガン　３位猫白血病
犬の死因　　　１位ガン　　　２位腎不全　３位心疾患
と書いてありました。

１位２位の死因「腎不全」とは、腎臓の機能が低下した状態のことです（ざっくりですが） 　
しかし、この腎臓という臓器はとても”予備能力”が高いため、腎機能の５０％が壊れないと症状に現れにくいので、気づいたときにはかなり悪くなっていることが多いです。
　
また、腎臓は１度壊れてしまうと再生することは出来ないので治すことはできません。
しかも、一部が壊れても、残っている組織で今までと同じ働きをしなければならず、さらに腎臓に負担がかかり悪化してしまうのです。


私も実際、働いていて感じることは
「高齢の猫が具合悪い＝腎蔵が悪い！！」と思い込んでしまうくらい多い病気です。
（思い込むというより一番に疑うですかね）

10歳以上の猫では１０頭に１頭、１５歳以上になると３頭に１頭がこの病気を抱えていると言われています。



「そんなに多いの？？でも、症状に出ないならわからない！」と思われた方

そこで、有効なのが血液検査や尿検査なんです（＾＾）

初期の腎疾患の場合は血液検査よりも尿検査の方がわかりやすいと言われていますので

「血液検査はまだ・・・」なんて思った方は尿検査だけでも定期的に行うといいと思います。